静かな路地に生まれた、小さな和のお菓子の物語

  • Souvenir

あんこ路地
マイプランに登録
静かな路地に生まれた、小さな和のお菓子の物語

取材先

あんこ路地

住所

725-0025 竹原市中央4-7-31(洋菓子工房フレシュール隣)

営業時間

10:30~12:00 / 13:30~17:00

定休日

水・木曜日(臨時休業あり)

公式SNS

アクセス

JR竹原駅から徒歩3分

Introduction
 JR竹原駅近く、洋菓子店の隣に建つ小さな和のお店「あんこ路地」。手焼きの生地で自慢の生クリームをサンドした、生どら焼き専門店です。洋菓子店が紡ぐ、和と洋がとろけ合う物語(アンソロジー)に出合えます。

自慢の生クリームをたっぷりと粒あんと一つになる全6種類

 洋菓子工房フレシュールの敷地内に、寄り添うようにたつ小さな店舗。近年の洋菓子材料の高騰を受けて、「もっと手軽に買えるお菓子を置きたい」という店主でパティシエの手良向 徹さんの優しい思いつきから誕生しました。看板商品の「路地どら」は、フレシュール自慢の生クリームをたっぷりと、自家製の粒あん、モチモチ粒わらび餅をサンド。生クリーム、ゴマ、きな粉、チョコ、抹茶、チーズの全6種類があります。

 どら焼きの皮は、手良向さんの頭の中にある理想の味を頼りに20~30回もの試作を重ねて完成。長芋粉やタピオカ粉などを合わせて、ふんわりもっちりに。銅板の前に付きっきりになり、表面を見つめながら1枚ずつ手焼きします。自家製粒あんは、北海道十勝産小豆本来の雑味や粒感をあえて残して滋味深い味に。進物用は1~2週間日持ちするのが一般的ですが、手良向さんの好きな味わいを最優先した路地どらの賞味期限は3日間です。

ひと手間で、しっとりふっくら手仕事の優しさを並べて

 もくもくとあんこを炊き、ひたすらに皮を焼く店主の傍らで、スタッフのみなさんが迷いのない手つきで優しくサンドしていきます。それぞれの持ち場から理想の味わいが形になっていく、その作業をみているのも気持ちがいいもの。最後にクリームの違いを見分ける焼き印を入れ、手で包んで形を整えてお店のショーケースへ。「少し置いておくと水分が馴染み、皮がしっとりふっくらと仕上がります」。時間を置くそのひと手間に、期待が膨らみます。

 「洋菓子店なので、自信があるのは生クリームやチョコです」ともう一人のパティシエで息子さんの遼さんが笑顔で教えてくれました。定番の6種のうち、チーズが秋冬には「栗」へ変わり、夏にはバニラアイスを挟んだ「アイスどら焼き」も登場。季節の移ろいを編みこんだお菓子が、今日も店頭に並びます。粒あんのどら焼きや路地プリン、フルーツ大福、フィナンシェも。奥様とお喋りしながら、今日は何にしようかと迷うぜいたくな時間をどうぞ。

( Other Article ) 関連する記事